「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」
(マタイによる福音書11章28節)
私たちは、この世界に生きるすべての命が、神によって愛され創造された被造物であると信じています。社会にはさまざまな集まりがありますが、多くは同じ考えや価値観を持つ人々の集まりでしょう。しかし、教会は異なる考えや価値観を持つ人々が共に集う場所です。一人ひとりが自分らしくありのままであり、安心して心を休めることができる場所です。私たちは、そんな雰囲気に満ちた、すべての人に開かれた教会を目指しています。人間的な思いを超え、神の御心を追い求め続けるとき、教会はすべての人に開かれた、みんなの居場所になります。すべての命が神に愛され創造された尊い存在であることは、神を想う時にこそ、大切に受け止めていくことができるのです。
吉岡恵生 牧師
Rev. Yasutaka Yoshioka
神奈川県横浜市で生まれ育つ
少年時代はサッカーに明け暮れる
同志社大学神学部卒業
同志社大学大学院神学研究科(博士課程前期)修了
趣味はキャンプ・ドライブ・動画編集・ウェブデザイン
2010年 | 日本基督教団霊南坂教会(東京) |
2015年 | アメリカ合同教会シカモア組合教会(CA) |
2020年 | 日本基督教団高槻日吉台教会(大阪) |
著書:『立ち上がれ!神の恵みに生きるために』2016年、(キリスト新聞社)。共著:『イースターへの旅路 レントからイースターへ 』2021年、『日めくりアドヴェントカレンダー』2021年、『コロナ後の教会の可能性』2023年(キリスト新聞社)。その他『信徒の友』、『教師の友』(日本基督教団出版局)、『百万人の福音』(いのちのことば社)などで執筆。
教会の歴史
1966年4月、高槻市日吉台にて「キリスト教を知る会」という求道者会が発足された。毎月一度、青木夫妻宅で共に聖書を読み、讃美歌を歌い、隠退されていた平田甫牧師の話を聞いて「神の御言葉」に接する会であった。なお初回が4月22日に開催されたことから、この日を高槻日吉台教会の伝道開始日として、毎年祈りに憶えている。1967年、平田牧師から隠退されたばかりの原忠雄牧師が紹介され、同年のクリスマス礼拝より、主日礼拝(毎週日曜日の礼拝)が行われるようになった。
1968年、隠退されていた原牧師の復帰に関する手続きの間、千里丘教会の大井尚牧師を兼務主任教師として日本基督教団に「高槻日吉台伝道所」の設立を申請した。同年11月21日に承認され、毎年創立記念感謝の祈りを捧げている。また、同年「日吉台伝道所教会学校」も発足した。なお、当時は会堂がなかったため、礼拝は公園で行われていた。
1970年6月、礼拝堂建築が開始され、同年12月に完成・引き渡しを受け、翌年1月24日に新会堂献堂式が行われた。1974年、横野朝彦先生を教師として招聘した。日本基督教団の補教師の資格を得られ、当教会の主任担任教師となられるまでの間は、橋本滋男牧師を代務者として招聘した。1975年、牧師館及び教育館が完成し、献堂式が行われた。1987年、横野牧師が岡山教会へ招聘されることになり、3月末で高槻日吉台教会を辞任。6月、沼田教会より菅原力牧師を招聘した。1990年5月に会堂・牧師館・教育館の増改築に着工し、9月に工事が完了した。2003年、菅原力牧師が東京・弓町本郷教会へ招聘・辞任されることに伴い、伊予小松教会の小笠原純牧師の招聘を決定した。
2019年、小笠原牧師が京都・日本基督教団平安教会へ招聘された。同年5月、米国キリスト合同教会シカモア組合教会の吉岡恵生牧師を招聘することを決定した。吉岡牧師が着任されるまでの間は、横野朝彦牧師を代務者として招聘した。2020年4月、吉岡恵生牧師が高槻日吉台教会に着任した。コロナ禍の対応として礼拝のライブ配信を開始。2020年10月、月一回第4日曜日に夕礼拝式を開始した。
教会の建築
高槻日吉台教会は建築家の毛綱毅曠によって1970年に完成しました。まだ駆け出しの建築家であった毛綱にとって、「日吉台教会堂」の建設は挑戦的意味を含んでいました。座席の左右と上部から斜めに入る光は、自然と十字架に目を向けさせ、ステンドガラスから入る光は、柔らかな空間的広がりを演出しています。しかし、細部をみると塗りムラや左右対称性を失ってたまま施行が終わっています。もし、これが一般住居ならば問題かもしれません。ですが、ゴシック建築で表現される荒々しさのように、ここには不完全さをむしろ歓迎するキリスト教的普遍愛が込められていると感じ取れます。教会という空間に表現された非日常性は、地域と神とを結び合わせるツナギとして機能しているのです。
住所 | 〒569-1022 大阪府高槻市日吉台二番町3-16 |
電話番号 | 072-687-6614 |
FAX | 072-629-9019 |
教会のオルガンについて
教会の歴史とともに歩んでいる想い出の詰まったオルガンです。オルガン導入の経緯・特徴などをご紹介しております。
アクセス
・阪急 高槻市駅 ・JR京都線 高槻駅
JR高槻駅北口を出て、高槻市営バス「高槻日吉台」行き乗車
バス停「日吉台口」下車、徒歩5分
バスを降りると、バスの進行方向の左手に「いかりスーパー」が見えます。バスの進行方向に向かって行くと、信号を渡った先、左手に日吉台小学校があります。小学校の正門前の信号で右折し、坂を下って最初の十字路を左に曲がってください。突き当たりの左手に高槻日吉台教会があります。