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[一目でわかる]プロテスタントとカトリックの違い

 2000年の歴史を持つキリスト教は、歴史の中で様々な教派に分かれてきました。主な教派には、カトリック、正教会、プロテスタント、聖公会などが挙げられますが、ここでは特に、カトリックとプロテスタントの違いについて解説をします。

 1517年10月31日に、カトリックの神父であったマルティン・ルターがヴィッテンベルク城教会の扉に「贖宥の効力を明らかにするための討論」(95箇条の提題)を張り出したことがきっかけで、宗教改革が起こりました。この宗教改革によって、カトリックから新たに生み出されたのがプロテスタント教会です。

 プロテスタントという言葉は、「抗議者」や「抵抗主義者」という意味を持つ言葉であり、元々は権力のある側から批判的な意味合いで付けられた呼び名でした。一方改革者たちは、その批判的な言葉を自分たちの大切なアイデンティティとして受け止めるようになり、自らプロテスタントという言葉を用いるようになりました。

 と…ここまで書きましたが、このままでは論文が一本書けそうなので、以下、よりシンプルにプロテスタントとカトリックの違いについて箇条書きにしてみます。あくまでも、筆者の個人的な見解の部分もありますのでご了承ください。

プロテスタントカトリック
聖職者牧師神父
聖礼典洗礼、聖餐洗礼、堅信、聖体、
ゆるし、塗油、叙階、結婚
総本山なしバチカン
礼拝堂の特徴極めてシンプル
(例:十字架、ステンドグラス)
磔のイエス像、マリア像あり
礼拝の特徴説教(聖書/御言葉)が中心聖体拝領(聖餐式/儀礼)が中心

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